【サッカー】レッドカードの基準は?赤い札が及ぼす影響とは

今回は、サッカーのレッドカードが提示される際の基準について説明していきます。

「レッドカードはどんな時に出されるの?」

「レッドカードが出された選手はどうなるの?」

「試合に出れなくなるの?」

「何試合出れないの?」

そんな疑問を持ったことはありませんか?

そんな疑問にお答えすべく順に説明していきます。

サッカーのレッドカードとは?

まず、サッカーにおけるレッドカードとは何なのかを説明します。

レッドカードとは、「サッカーの試合中に特に悪質なファウルや不正行為を行ったもの」に対して出される「退場」を意味するカードです。

レッドカードを出されてしまうと、退場となってしまうのです。

出場している選手だけでなく、ベンチにいる選手やウォーミングアップをしている選手、監督やコーチなどのチーム役員も対象になります。

主審が、胸ポケットから赤いカードを出した瞬間、「えーーっ!なんで?」と思ってしまいますよね。

もし選手がレッドカードを出されて退場となってしまった場合は、相手チームより1人少ない状態で試合を続けなければならないのです。

たった1枚の赤いカードが、試合に及ぼす影響はとても大きいのです。

特に悪質なファウルや不正行為とは?

レッドカードが出される「特に悪質なファウルや不正行為」は以下の8つの場合に該当します。

  • ゴールキーパー以外の選手が意図的に手を使い、決定的な得点の機会の阻止した場合
  • 反則をして、決定的な得点の機会の阻止した場合
  • 著しく不正なプレーをした場合
  • 人を噛んだり、人に唾を吐いた場合
  • 乱暴な行為を行った場合
  • 攻撃的な、侮辱的な、または下品な発言をしたり行動をとった場合
  • 同じ試合中に2回の警告(イエローカード)が出された場合
  • ビデオオペレーションルーム(VOR)に入った場合

では、1つずつ細かく説明していきます。

ゴールキーパー以外の選手が意図的に手を使い、決定的な得点の機会の阻止した場合

サッカーでは、ゴールキーパー以外の選手が手や腕を使った場合に反則となります。

この「ハンド」と言われる反則では、基本的には相手チームに直接フリーキックが与えられます。

しかし、相手チームの決定的な得点のチャンスを、意図的にハンドの反則で阻止した場合はレッドカードとなります。

「意図的に」というのは絶対ダメですが、とっさに手が出ちゃうことってありますよね。

普段の生活でも、虫が飛んできたり、物が飛んできたり(あまりないかもしれませんが…)した時ってサッカーでいう「ハンド」してしまいますよね。

でも、実際のプレー中では、気を付けないと一発退場!となってしまうこともあるということです。

反則をして、決定的な得点の機会の阻止した場合

意図的に相手チームの選手を押さえたり、ユニフォームや腕を引っ張ったり、または足を引っかけて相手を転ばせたり、などボールに対してのプレーではない反則をして決定的な得点のチャンスを阻止した場合もレッドカードが出されます。

意図的でない場合やボールに対してのプレーの場合は、警告(イエローカード)となります。

試合中、選手が転んだ時に、ボールに対してのプレーかどうかのリプレイが流れたりしますよね。

いつも、リプレイを見て「あ~ほんまや!」や「え~今のは判定間違ってるやろ!」などと叫んでしまっちゃうんですよね。

著しく不正なプレーをした場合

タックルをしたり、片足もしくは両足を使って、前からや横から、後ろから突進したりした場合、「著しく不正なプレー」を行ったことになります。

相手選手の安全を脅かす行為は、本当に危険なので退場になっても仕方ないですよね。

人を噛んだり、人に唾を吐いた場合

人を噛んだり、人に唾を吐いたりした場合もレッドカードが提示されます。

2022年5月21日に行われたアビスパ福岡と横浜F・マリノスの対戦では、横浜F・マリノスのアンデルソン・ロペス選手が、アビスパ福岡の宮大樹選手に背中を押され、唾を吐きかけたとしてレッドカードを提示されていました。

いくら腹が立っても、してはいけない行為ですね。

乱暴な行為を行った場合

ボールを持っていない選手や、その他のフィールドにいる人に、体当たりをしたり暴力を振るったりした場合にレッドカードが提示されます。

これは、相手チームの選手に対してだけではなく、審判やチーム役員、観客や味方チームの選手に対して行った場合、または行おうとした場合に退場となります。

サッカーの試合中だけでなく日常生活でも、暴力を振るうことは絶対にダメな行為です。

退場になって当然!ですよね。

攻撃的な、侮辱的な、または下品な発言をしたり行動をとった場合

暴言を吐いた場合や、審判や相手チームの選手を罵ったりした場合にレッドカードが提示されます。

海外での話になりますが、シリア代表のキャプテンを務めるアフマド・アル・サレー選手は、2023年2月3日に行われた試合で、レッドカードが提示されたことに不服であったため、試合終了後に審判に対し暴言を吐き、蹴りを入れ、唾を吐きかけ、さらに椅子を蹴り飛ばすという行為を行い、生涯の出場停止という処分を下されました。

試合終了後ではありますが、説明してきた、「人に唾を吐く行為」、「乱暴な行為」、「攻撃的な、侮辱的な、または下品な発言」、3つもしてしまったということです。

サッカー界から永久追放というとても重い処分ですが、仕方ないと思ってしまいますね。

同じ試合中に2回の警告(イエローカード)が出された場合

1つの試合で、警告(イエローカード)を2枚出されると、退場となってしまいます。

イエローカードを出された選手は、2枚目のイエローカードが出されないように注意しないといけません。

過去には、主審がイエローカードを何枚出したかわからなくなったという失態をおかし、イエローカード2枚で退場にせず、3枚目でレッドカードを提示したという珍退場もあります。

ビデオオペレーションルーム(VOR)に入った場合

選手やチーム役員が、ビデオオペレーションルーム(VOR)に入室した場合、退場となります。

ビデオオペレーションルーム(VOR)とは、ビデオアシスタントレフェリー(VAR)がビデオアシスタントレフェリー(AVAR)やリプレイオペレーター(RO)と試合映像を確認しながら、審判員の判定をサポートする場所のことをいいます。

VOR関係者と会話するのも、主審など決められた人しかできません。

本当に厳重ですが、それほど重要な役目をする場所なんですよね。

今のところ、ビデオオペレーションルーム(VOR)に入って退場となった例はないようです。

【サッカー】レッドカードは退場だけではない?

レッドカードを出されると、退場となりますが、実はそれだけではない場合もあるのです。

FIFA(国際サッカー連盟)では、レッドカードによって退場となった場合、またはイエローカード(警告)を2回出されたことによる退場の場合に、1試合の出場停止となると規定されています。

さらに、試合終了後にプレーが分析され、より悪質だと判断された場合は、1試合だけではなく出場停止試合が追加されることもあるのです。

2008年の中国の地域リーグでは、10年間の出場停止処分を下された選手もいます。

10年間…よっぽど悪質だったんでしょうね。

【サッカー】レッドカード判定基準のまとめ

レッドカードの基準について説明しました。

試合観戦中にレッドカードが出されるとビックリしますよね。

レッドカードは。悪質なプレーなどを防ぐために、とても重要なルールです。

観戦しているととても熱くなってしまいますが、プレーしている選手はもっともっと熱くなっているのだと思います。

熱くなっても、人を傷つけたり悪質なプレーが無くなってくれることを願います。

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