サッカーの3級審判員の資格を取得すると、できることって知っていますか?
また、合格率はどれくらいなのかということも、これから3級審判員の資格を取得しようとしている人は気になりますよね。
ここでは、3級審判員についてまとめていきたいと思います。
【サッカー】3級審判員ができることは?
サッカーの3級審判員の資格を取得すると、都道府県のサッカー協会が主催する試合で、主審や副審を務めることができます。
3級審判員になるメリットは、より高いレベルの試合を審判することで技術や知識を向上させたり、審判インストラクターなどの資格を目指したりできます。
都道府県のサッカー協会が主催する試合とは?
都道府県サッカー協会の主催する試合とは、たとえば天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会や高円宮杯、JFA U-18サッカープレミアリーグなどがあります。
Jリーグのチームや都道県代表のチームなどが参加している試合ですね。
このような試合の主審や副審を務めることができるなんて、すごい事ですよね!
他にも、全国高等学校サッカー選手権大会や全国社会人サッカー選手権大会などの主審や副審を務めることもできます。
3級審判員のその他の役割
3級審判員は、都道府県サッカー協会主催の試合の主審や副審を務める以外に、第4の審判員として活動することもあります。
第4の審判員とは、主審や副審が職務続行不可能になった場合に、代わりを務めたり、選手交代の手続きやアディショナルタイムの表示などを行う審判員のことです。
第4の審判員は、JリーグやJFAが主催する大会で必要とされることが多いです。
主審と連携し、試合の流れや選手の状況などを把握することが重要です。
なんだかとても難しそうですよね。
主審にくらべると目立たない役目かもしれませんが、試合進行や選手にとって、とても重要な役割じゃないかなと思います。
【サッカー】3級審判員はどんな人がなれる?合格率は?
3級審判員になるための条件や、試験の合格率について説明しますね。
3級審判員の受験資格
3級審判員の受験資格をまとめました。
・15歳以上であること
・4級審判員の資格を取得していること
・4級審判員として、15試合以上で主審や副審を務めた経験があること(主審を8試合以上、副審を5試合以上)
・4級審判員の資格取得後6か月以上経過していること
・各都道府県の推薦を受けていること
こう見ると、いろいろと条件があるので、受験資格を得ることが意外と大変そうですね。
3級審判員の合格率は?
残念ながら、3級審判員の合格率に関する公式なデータは発表されていません。
でも、もちろん難易度は高く、審判経験やルールの理解が必要となります。
また、1級審判員や2級審判員になるために必要な資格なので、競争率が高いのではないかなと思います。
【サッカー】3級審判員の試験内容は?
3級審判員の試験は、筆記テストと体力テスト、実技テストの3つのテストが行われます。
筆記テスト
筆記テストは、50問の選択問題で、制限時間は40分です。
サッカーのルールや判定基準に関する問題が出題されます。
「オフサイドの判定はどうすればいいか?」
「ペナルティエリア内でのファウルの場合、どのような処罰があるか?」
といった問題が出されます。
そして、なんと正解率は80%以上ないといけません。
けっこう難関ですよね。
体力テスト
体力テストは、シャトルランと50m走の2種目です。
シャトルランは、20m間隔に置かれた2本のラインを往復するもので、音声に合わせて走ります。
最初はゆっくりで、だんだんと速くなっていきます。
音声に遅れずに走れるレベルが高いほど、体力が高いということになります。
子どもが小学生の時の授業参観で、一度見たことがありますが、めちゃくちゃしんどそうでした。
音声が速くなるにつれて、付いていけなくなる子たちが増えていって、最後の1人が遅れてしまうまで続けていました。
3級審判員試験での体力テストは、年齢や性別によって基準は異なります。
たとえば、20代男性の場合は、シャトルランがレベル9.5以上、50m走が8秒以内という基準があります。
相当な体力がないと、難しいですよね!
実技テスト
実技テストは、実際の試合で主審や副審を務めて、審判技術や判断力を評価されます。
試合は15分ハーフで行われて、主審と副審をそれぞれ1回ずつ担当します。
ルール適応能力や位置取り能力、コミュニケーション能力などが評価の項目となっています。
実技テストは、筆記テストや体力テストよりも厳しい採点が行われるようです。
そりゃそうですよね。
いくら知識や体力があっても、実際に審判を務めることができなかったら、どうしようもないですもんね。
【サッカー】3級審判員のできることや合格率についてのまとめ
3級審判員について、できることや試験の合格率などについてまとめてきました。
簡単に取得できる資格ではないということがわかったのではないでしょうか。
まずは、4級審判員の資格を取得し、経験を積み、知識を増やし、3級審判員の試験を受ける準備をしましょう。
体力づくりも忘れずに!
そして晴れて3級審判員の資格を取得できたら、次は2級審判員、そして次は1級審判員…と上を目指してステップにしてほしいと思います。
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